枠組みの準備

私は,何らかの繰り返す用事(公私とも)にあたって,使いまわすことを踏まえて枠組みから考えることが多い。 その例をまとめる。


仕事であれ,趣味であれ,似た手続きを繰り返すことはよくある。 たとえば次のようなものが思いあたる。

  • 数学の授業にあたって,資料を作る(LaTeX => PDF)。
  • 情報の授業にあたって,資料を作る(Markdown => HTML / PDF)。
  • 職場内へ向けて業務文書を書く(Markdown => Word / PDF)。
  • ブログを書く(Hugo => HTML)。
  • 書類を整理整頓する(バーチカルファイリング)。
  • データを整理整頓する(ファイル名・ディレクトリ構成ルール)。
  • 増えた本を電子化する(ScanSnap => ディレクトリ構成)。
  • 考えたことの記録を取る(Markdown => HTML)。

これらは,その都度なんとなく取り扱っていてもどうにかなる。 しかし,それでは同じ手続きに何度も時間をかけることになり,出来あがったものをまとめるときに仕上がりが揃わない。 私は,単純作業は自動化したくなるし,成果全体には統一感が欲しくなる性質である。 そこで,先に枠組みを考えてしまうことが多い。 枠組みは,先を見通したうえで組み立てなければならないので,作るにはそれなりの手間がかかる。 どのくらいの力を注ぐかは,その効果を踏まえて考えたい。

Give me six hours to chop down a tree and I will spend the first four sharpening the axe.

— Abraham Lincoln

上に挙げたもののうち,はじめの3つはすでに記事にまとめた。

文を書くことそのものについても,次のようにまとめたことがある。

整理整頓については,ひとまず次のことだけはまとめてある。

早いうちに,記事にまとめたい。読まれることを踏まえて書くと,それによって自らの考えも整えることができる。