枠組みの準備
私は,何らかの繰り返す用事(公私とも)にあたって,使いまわすことを踏まえて枠組みから考えることが多い。 その例をまとめる。
仕事であれ,趣味であれ,似た手続きを繰り返すことはよくある。 たとえば次のようなものが思いあたる。
- 数学の授業にあたって,資料を作る(LaTeX => PDF)。
- 情報の授業にあたって,資料を作る(Markdown => HTML / PDF)。
- 職場内へ向けて業務文書を書く(Markdown => Word / PDF)。
- ブログを書く(Hugo => HTML)。
- 書類を整理整頓する(バーチカルファイリング)。
- データを整理整頓する(ファイル名・ディレクトリ構成ルール)。
- 増えた本を電子化する(ScanSnap => ディレクトリ構成)。
- 考えたことの記録を取る(Markdown => HTML)。
これらは,その都度なんとなく取り扱っていてもどうにかなる。 しかし,それでは同じ手続きに何度も時間をかけることになり,出来あがったものをまとめるときに仕上がりが揃わない。 私は,単純作業は自動化したくなるし,成果全体には統一感が欲しくなる性質である。 そこで,先に枠組みを考えてしまうことが多い。 枠組みは,先を見通したうえで組み立てなければならないので,作るにはそれなりの手間がかかる。 どのくらいの力を注ぐかは,その効果を踏まえて考えたい。
Give me six hours to chop down a tree and I will spend the first four sharpening the axe.
— Abraham Lincoln
上に挙げたもののうち,はじめの3つはすでに記事にまとめた。
- https://www.metaphysica.info/2022/latex-template/
- 日下部幽考
- LaTeX における高校数学テンプレート
- 高校数学調律研究室
- 参照 2025-05-06
- https://www.metaphysica.info/2025/markdown-convert/
- 日下部幽考
- Markdown から HTML と PDF を作る
- 高校数学調律研究室
- 参照 2025-05-06
- https://www.metaphysica.info/2022/md-generated-docx/
- 日下部幽考
- Pandoc で Markdown から業務文書 .docx を作る
- 高校数学調律研究室
- 参照 2025-05-06
文を書くことそのものについても,次のようにまとめたことがある。
- https://www.metaphysica.info/2024/punctuation/
- 日下部幽考
- 横書き文書の句読点
- 高校数学調律研究室
- 参照 2025-05-06
- https://blog.metaphysica.info/2024/0221-style/
- 日下部幽考
- 常体か敬体か
- 幽霊新聞
- 参照 2025-05-06
- https://blog.metaphysica.info/2022/about/#classification
- 日下部幽考
- 幽霊新聞の概要 > 記事の分類
- 幽霊新聞
- 参照 2025-05-06
整理整頓については,ひとまず次のことだけはまとめてある。
- https://blog.metaphysica.info/2024/1111-directory/
- 日下部幽考
- ディレクトリ(フォルダ)名は単数形
- 幽霊新聞
- 参照 2025-05-06
早いうちに,記事にまとめたい。読まれることを踏まえて書くと,それによって自らの考えも整えることができる。