幽霊新聞の概要

目次

この記事では,ウェブサイト「幽霊新聞」の概要を述べる。

設立趣意

「幽霊新聞」は,ある高等学校数学科教員(以下「私」,日下部幽考 Yukoh KUSAKABE)による私的なウェブログである。

ひとという生きものは,ひもすがら何かを感じ考えるものである。しかし,そのほとんどは埋もれてゆく。そうして,同じことを繰り返し思いつき,同じことを幾度も悩む。そのいくらかでも振り返れるようでありたい。

そこで,日記をつけるひともいるだろう。それはそれで味わい深い。 しかし,日記は書くところに重きがある。私は思い出したい。想うに随った留め書き,その塵が積もるところとしてこれを立てる。

役立つことは考えない。しかし,手元に残すだけでは曖昧になる。こうして読まれる形をとれば,自然と輪郭を持つ。

外にそうしたところもあるが,いつ失われるかわからず,また恣にされかねない。自らの足でここに立つことに意味があると思われる。

凡例

  • ウェブサイト内部のリンクは同じウィンドウ・タブで開く。
  • ウェブサイト外部へのリンクは新たなウィンドウ・タブで開く。
  • 記事を手直ししたときは,その末尾に記す。

MathJax

数式の表示のため MathJax を用いる。MathJax が働くためには,ブラウザの JavaScript を有効にせねばならない。ふつう,何も設定していなければ有効になっている。

数式表示のテスト(この下)。

$$ \frac{d}{dx}\int_{a}^{x}f(t)dt=f(x) $$

数式表示のテスト(この上)。

記事の分類

想定読者

想定読者により,ウェブサイトを分ける。

  • 主たる想定読者が他者である記事は,原則として高校数学調律研究室に載せる。
  • 主たる想定読者が自分である記事は,原則として幽霊新聞に載せる。

記事の分野

高校数学調律研究室幽霊新聞では,記事の分野によりカテゴリを分ける。

  • 数学(調律研究室・幽霊新聞)
    • 数学的内容の記事。
    • 数学学習法の記事。
    • 数学教育の記事。
    • 生徒・教員向け。
  • 教育(調律研究室・幽霊新聞)
    • 授業・教材の記事。
    • 教育一般の記事。
    • 情報教育の記事。
    • ホームルーム関係の記事。
    • 教員向け。
  • 技術(調律研究室・幽霊新聞)
    • コンピュータ技術の記事。
    • 分掌業務の記事。
    • 業務・生活における工夫の記事。
    • 教員・一般向け。
  • 道具(調律研究室)
    • コンピュータ関係のテンプレートほか。
    • 教員・一般向け。
  • 随想(幽霊新聞)
    • その他の記事。
    • 教員・一般向け。

記事の性質

幽霊新聞では,記事の性質を表す次のタグを用いる。ただし,複数つくことも,ないときもある。主たる想定読者は私(日下部幽考)なので,その主観によることを申し添える。

  • 思案
    • 結論を得たが,同じことを悩みそうなもの。
  • 覚書
    • 何度も確認するようなもの。
  • 記録
    • 技術的に困ったことなどを書き残し,何もなければ見直さないもの。
  • 備忘
    • 今は書き留めるのみで,いずれ扱いたいもの。
  • 訓戒
    • 忘れないよう,時折思い返すべきもの。
  • 炬燵記事
    • 取材・調査・思案などを経ず,他の媒体にある情報などのみで作った記事。
  • 読書記録
    • 本を読んだ記録。

記事の類型

高校数学調律研究室幽霊新聞では,記事の類型を次の3つに分ける(名づけは本文のものではなく Discussion で提案されたものを用いた)。

  • 学習: 筆者による理解の復習・確認やアウトプットの練習のために書かれる。
  • 解説: 読者へ知識を提供するために書かれる。
  • 提案: 読者へアイディア・技術の新規性を提供するために書かれる。

ただし,すべての記事を排反に分けることはしない。それぞれが重なったもの,いずれとも言いがたいものも生じうる。

それぞれの記事のはじめに,話題・類型(・前提)を短く述べる。その場において,類型ごとに次の言葉を使う。

  • 学習: 書きとめる。(いわゆる炬燵記事のとき。)
  • 学習: ここまでの学び・飲み込みを書きとめておく。(とくに不正確のおそれが高いとき。)
  • 解説: まとめる。/述べる。(解釈に寄るものは「述べる」を用いる。)
  • 提案: 考える。
  • 提案: 思いみる。(とくに紆余曲折があるとき。)

これは,日本語としてもそのまま意図が伝わり,かつ明らかな定義を持たせるための試みである。

連絡先

記事における数学的・技術的疑義あるいは権利関係のお問合せは,メールまたは twitter (X) にて日下部幽考までお寄せください。

参考

記事の類型

改訂