緒言

段取りをしてからどれほどの時間が経ったか,ようやくウェブログをはじめることができた。あとは続くかだが,それは信じたい。

何かを仕上げてゆくというよりは,あるとき振り返って考える糧になればよい。とにかく置くことを大切にしたい。一言述べるだけということもあるだろう。むしろ,それ恥じないことによって歩むべきだ。

この文章は素晴らしい。誰しもにこの気概を持ってもらいたい。昔のような書きものの文化が再び広まってほしいものである。

最後に,設立趣意をここにも写しておく。

  • ひとという生きものは,ひもすがら何かを感じ考えるものである。しかし,そのほとんどは埋もれてゆく。 そうして,同じことを繰り返し思いつき,同じことを幾度も悩む。そのいくらかでも振り返れるようでありたい。
  • そこで,日記をつけるひともいるだろう。それはそれで味わい深い。しかし,日記は書くところに重きがある。私は思い出したい。想うに随った留め書き,その塵が積もるところとしてこれを立てる。
  • 役立つことは考えない。しかし,手元に残すだけでは曖昧になる。こうして読まれる形をとれば,自然と輪郭を持つ。
  • 外にそうしたところもあるが,いつ失われるかわからず,また恣にされかねない。 自らの足でここに立つことに意味があると思われる。

改訂

  • 追記: 2024-01-28
    • 設立趣意の引用を加えた。