Microsoft Defender

目次

Windows におけるウィルス対策について,いくらか調べたものをまとめる。

背景

私がコンピュータを触りはじめたのは2000年ごろだったと思う。そのころは,何も気にせずにインターネットへ接続していた。もちろん,そのことの Windows にアンチウィルス機能などない。

数年もするうちに,コンピュータウィルスという概念が私のような(当時の)未成年でも知るところとなってきた。このころは Norton の評判がよく,導入したことを覚えている。フリーソフトウェアをダウンロードするときに,余計ものを抱き合わせようとする手法もこのころから見るようになった。

さらに時代が下って,Norton は快適性に与える影響が大きいと言われるようになってきた。そうして調べる折,ESET の評判がよいことにたどり着く。ここから,長きにわたって ESET に頼る日々が始まる。

気づくと,Windows に標準でアンチウィルス機能がつくようになった。Windows Defender である。しかし,初めのころは力不足だという評価がほとんどであった。Windows Defender では守り切れず,何らかのアンチウィルスソフトウェアを導入することが常識であったと思う。

そのまま,しばらく情報をつかむことなく過ごしてきた。しかし最近,Windows Defender は Microsoft Defender と名を変え,サードパーティ製のアンチウィルスソフトウェアに匹敵するか,むしろよりよい成績であるという噂を耳にした。たしかに,OS を知り尽くしている Microsoft が作るのであるから,経験を積めばここに辿り着くのは自然なことかもしれない。

そういうわけで,現行機から,サードパーティ製のアンチウィルスソフトウェアを導入しなくなった。まだ,それよりも前に購入した家族の端末にはインストールされたままである。しかし,むしろ入れないほうがよいとまで言われるようになってきている。少しずつ対応せねばなるまい。

Windows Defender の設定

なお,設定は既定のものよりも少し触ったほうがよいと言われている。次にそれらの記事を書きとめる。

ソフトウェアのアクセス許可

Windows Defender の設定の中で,「ランサムウェアの防止」を設定する。ここで,気を付けねばならないことがある。Hugo はファイルを監視・操作するので,Hugo.exe は許可しておかねばならない。Hugo server を実行したときにエラーで強制終了してしまう。次の記録は Windows 11 23H2 のものである:

  1. [設定]を開く。
  2. [プライバシーとセキュリティ]を開く。
  3. [Windows セキュリティを開く]をクリックする。
  4. [ウィルスと脅威の防止]をクリックする。
  5. [ランサムウェア防止の管理]をクリックする。
  6. [アプリをコントロールされたフォルダーアクセスで許可する]をクリックする。
  7. [+許可されたアプリを追加する]をクリックする。
  8. [最近ブロックされたアプリ]をクリックする。
  9. Hugo.exe を選ぶ。

[ブロックの履歴]に Hugo.exe の活動が残されているだろう。

Pandoc でも同じことが起こるので,同様に許可する。

参考