Asymptote でグラフを描いてみたい

数学の教材を作るとき,おおむね次のような対応を取ってきた。数字は優先順位である。

  1. (教室での配付に限られることを諦めて)引用で済ませる。
  2. ペイントか Microsoft PowerPoint で描く。
  3. emath1 で描く。

emath で描けばよい仕上がりになるのは分かっているのだが,どうしても手間が大きい。さらに,本文に書き込んでしまうと emath がほかのいろいろな部分にも影響を与えてしまうため,別ファイルで描かなければならないところも面倒さを押し上げている。

さて,偶然にも Asymptote というベクトルグラフィック記述言語ですが TeX Live に含まれていることを知った。次回の教材作成で試してみたい。

慣れてきて便利なようであれば,高校数学調律研究室でも取りあげよう。

TikZ のほうが流行なのは(emath を使っているころから)分かっているのだが,なんとなく仲良くなれそうにない気持ちでいる。


  1. LaTeX初等数学プリント作成マクロemath,大熊一弘。emath,参照 2022-08-09。 ↩︎

  2. (Wiki),Asymptote。TeX Wiki,参照 2022-08-09。 ↩︎

  3. 中川仁,Asymptoteを使って図形をきれいに描こう。整数論とTeXに関するページ,参照 2022-08-09。 ↩︎

  4. 結城浩,LaTeXで使えるベクタグラフィック言語AsymptoteをWindowsで試す。結城浩のはてなブログ,参照 2022-08-09。 ↩︎