Asymptote によるグラフ

数学の教材作りにおいて,作図は手間のかかるところである。 LaTeX 上の作図パッケージである Asymptote にかかる記事を書きとめる。


これまで,教材の作図はおおむね次のようにしてきた。数字は優先順位である。

  1. (教室での配付に限られることを諦めて)引用で済ませる。
  2. ペイントか Microsoft PowerPoint で描く。
  3. emath で描く。

emath で描けばよい仕あがりになるのは分かっているのだが,どうしても手間が大きい。さらに,本文に書き込んでしまうと emath がほかのいろいろなところにも響くため,別ファイルで描いて取り込まねばならない。

さて,思いがけず Asymptote というベクトルグラフィック記述言語が TeX Live に含まれていることを知った。いずれ試してみたい。

慣れてきて便利なようであれば,高校数学調律研究室でも取りあげよう。

TikZ の広く受け入れられていることは(emath を使っているころから)わかっているのだが,なんとなく仲良くなれそうにない気持ちでいる。